アンジン株式会社

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技術革新と人間のモラル

2021.6.21
アンジンの福田です。
先日こんな記事を見つけました。

AI(人工知能)で作り出された架空の人間の画像が、あたかも実在するかのような形で
多数の業者の宣伝サイトで使われていることが、読売新聞の取材でわかった。
商品やサービスを推奨する客などを装って掲載されていた。すでに海外では悪用が問題に
なっており、歯止めなく使われれば、取り扱いのルールを巡って議論になる可能性がある。
<実例>
業者側がスタッフの顔として載せ、信頼性を演出しているケース。 
<一流のバイリンガル教師陣です> そう宣伝する子ども英会話のサイトは、
講師16人のうち少なくとも11人の顔が架空の人物だった。
                          (読売新聞オンライン6月13日)


最近、政治家の映像などを改変する「ディープフェイク」の問題が話題になっていますが
今回は企業がAIで作り出された架空の人間の画像をあたかも実在するかのような形で
商業利用している実態が浮かび上がりました。

AIは人類の英知によってうみだされた素晴らしい技術であると思います。
しかしその技術を使うのも人間です。
技術が革新するのなら、その技術を使う側のモラル向上が
問われなければならないと感じました。

日本では特に『顔写真があれば本物だろう』という信頼感を持つ人は多いそうです。
今後情報を受け取る時に、一歩立ち止まって俯瞰的に情報を見直す、見比べるなど、
出来る対策からとっていきたいと感じた記事でした。